はじめに
こんにちは、K子です。
私は15年間携帯ショップで働いていました。
その時のお客様との会話で、
お家やお出かけ先でWi-Fiは使いますか?
「Wi-Fiってよく分からないから使ったことないわ」
「うぃーふぃ?よく見るけど何?」
「Wi-Fiって何がいいの?お金かかるの?」
こういった会話を毎日のようにしていました。
初めてスマートフォンをもつ方や、スマートフォンは使っていてもあまり詳しくない方から毎日聞かれていました。
高齢の方だけでなく、若い方でも、
Wi-Fiについて何となくは分かっているけど、詳しくは説明できない
家族に聞いても理解できなかった。家族に教えたけど理解してもらえなかった。
という方は多くいました。
そんな方のために、Wi-Fiとモバイルデータについて解説します。
Wi-Fiはいつも使っていて知っているよ!という方でも、高齢のご家族やデジタル機器が苦手な友人に質問された時に、説明がしやすくなると思います。
Wi-Fiとモバイルデータの違いを知ることで、通信料の節約に役立てることができます。
皆さんの参考になれば嬉しいです。
専門的、技術的な解説ではありません。詳しくない方にWi-Fiのイメージをつかんでもらうための記事です。
説明しても伝わらない!一般的なWi-Fiの説明
「Wi-Fiって何?どうやったら使えるの?」
こう質問した場合の一般的な説明は、
Wi-Fiは
無線で接続する無線LANの規格です。
スマホ・パソコン・ゲーム機などが無線でインターネットに接続できますよ。
モデムにWi-Fiルーターを接続して使えるようになります。
確かにその通り。
でも分かりにくいですよね。
詳しい人には伝わりますが、そもそも詳しい人はこの質問をしません。
質問している人からしたら、
無線LANの規格?モデム?Wi-Fiルーター?何それ?
ゲーム機でインターネットが使えるようになるのは分かるけど、そもそもスマホはWi-Fiがなくてもインターネット使えるよね。
Wi-Fi使う意味ある?
こう思います。
では、デジタル機器に慣れていない人にどう説明したらいいのか、解説していきます。
この記事ではインターネットを使う際の電波について説明しています。通話機能の説明ではありません。
【スマートフォンの電波】モバイルデータ(4G/5G)とWi-Fi
スマートフォンの電波の種類について説明します。
スマートフォンでは2種類の電波を切り替えて使うことができます。
皆さんスマートフォンの画面にこのマークが出ているのを見たことがあると思います。
では、詳しく説明していきます。
携帯電話会社の電波を使ったインターネット通信の総称で4G/5Gはインターネットのスピード(画面が表示される速度)の違い(5Gの方が速い)
携帯電話会社(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天 など)の電波を使っている状態
携帯電話会社と契約したSIMカード(シムカード)が必要(SIMカードがないとインターネットができない)
携帯電話会社の電波がつながる場所ならどこでもインターネットが使える
携帯電話会社に契約しているプランによって、一か月のインターネットの利用上限がある
Wi-Fiの方がインターネットのスピードが速い(ことが多い 使っている場所による)
建物や施設で使うインターネット通信の総称で色々なWi-Fiの電波がある(自宅のWi-Fi・カフェのWi-Fi・ホテルのWi-Fi など)
携帯電話会社(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天 など)の電波を使っていない状態
携帯電話会社と契約したSIMカード(シムカード)は不要(SIMカードがなくてもインターネットができる)※インターネットを使わない通話にはSIMカードが必要です
Wi-Fiがつながる場所じゃないとインターネットが使えない(Wi-Fiの種類によって、有料or無料・会員登録必要or不要・パスワード必要or不要 などさまざま)
一か月のインターネットの利用上限がない(ことが多い)
モバイルデータよりもインターネットの速度が速い(ことが多い Wi-Fiの種類による)
一般的なそれぞれの特長は以上です。
ただ、スマートフォンを実際に使う場合、どう使い分けるかイメージがつかみにくいと思います。
イメージがつかみやすいように日常生活に例えて説明していきます。
【例えるなら】モバイルデータ(4G/5G)は自家用車 Wi-Fiは公共交通機関(バス・電車)
モバイルデータとWi-Fiの使い分けを日常生活に例えると
モバイルデータは自家用車
Wi-Fiは公共交通機関(バス・電車)
です。
モバイルデータ(4G/5G)とWi-Fiは、どちらを使っても「インターネットを使う」(「目的地に行く」)という最終地点は同じです。
モバイルデータ(4G/5G)とWi-Fiの違いは、目的地に行くまでに使う交通手段の違いです。
いつでもどこでも使える
一か月に使える通信に上限がある(使いすぎたらプラスでデータ量を購入が必要)
例えると
いつでもどこからでも車に乗れる
一か月に使えるガソリンに限りがある(使いすぎたらプラスで給油が必要)
Wi-Fiがつながっている場所じゃないと使えない
インターネット使い放題(会員登録やパスワードが必要)
色々なWi-Fiの種類があり、それぞれで会員登録やパスワードが必要(自宅のWi-Fi ドコモのdWi-Fi auのauWi-Fi ソフトバンクのソフトバンクWi-Fiなど)
例えると
駅やバス停に行かないと乗れない
ガソリンは気にせず乗り放題(定期券は必要)
色々な鉄道会社やバス会社があり、それぞれで定期券が必要(JR 東京メトロ 阪急電 都営バス 阪急バス など)
まとめ
ここまで、モバイルデータ(4G/5G)とWi-Fiの違いを解説してきました。
モバイルデータ(4G/5G)とWi-Fiは、どちらを使っても「インターネットを使う」(「目的地に行く」)という最終地点は同じ
モバイルデータ(4G/5G)とWi-Fiの違いは、目的地に行くまでに使う交通手段の違い
モバイルデータは自家用車
Wi-Fiは公共交通機関(バス・電車)
今回は詳しくない方用に解説しました。
実際には、
Wi-FiでないとOSのアップデートができない場合がある
モバイルデータでも自動的に写真のアップロードをする設定になっている場合は要注意
など細かい注意点はありますが、今回は細かい点は割愛しています。
Wi-Fiについてはインターネットを使っていくうちに、自然と理解できるようになってくると思います。
普段はモバイルデータとWi-Fiを意識しないという方は、是非意識して使ってみてください。
Wi-Fiに切り替えて通信を節約するとスマートフォンも料金を安いプランに変更できるかもしれません。
この記事を読んで、皆さんがお子さんやご両親に説明する時にも説明しやすくなれば嬉しいと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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